ご相談

老後不安のご相談

お正月明けの遠方からのご質問と回答を紹介します。

メールや電話でのご相談は下記のように丁寧に回答しています。ご相談者のプロフィールをさらにお知らせいただくことで、将来にわたってのライフプランをご提示することが可能となります。まずは無料ご相談をお待ちしております。

☆愛知県の女性からの質問

主人が今年11月で定年です住宅ローンが700万円残っています。貯蓄は現金1170万円しかありません。私がパートで20万円くらい毎月働いていますが。子供は26歳長女 23歳長男で自宅にいてそれぞれ働いています。主人は退職金がない会社で働いています。そこで製造業で22年働いています、定年後もそこで働けるのですが一年後くらいに移転するので 車で片道1時間かかり車を買わないいけません今は徒歩です。私の父が母は亡くなっています86歳で1人暮らしです財産400万円くらいありそうですが?今利息だけ払って住み続けるとかテレビで聞きますが。住宅は築25年の分譲マンション6階です。

☆回答

****様

こんにちわ。ご相談いただきありがとうございます。

下記はご相談内容からの問題点を整理した結果です。
1.住宅ローンの残債
2.老後の生活費
3.高齢者への生活不安
4.ご主人様の収入減とご本人様の就業継続

まず、住宅ローンにつきましては、築年数から判断しまして残期間は10年と予測しました。
御借入れ当時は3.5%程度の金利だとすれば、毎月は7万円(ボーナス返済なし)程度のローン負担が残っていると考えられます。

従いましては、ご主人様の定年に伴い、雇用継続条件で年収が半減した場合に、年間200万円(月額16万円)は収入維持が可能です。
ご相談者様の年収240万円(月20万円)で、ご夫婦合計440万円(月額36万円)ですから、住宅ローン負担率は約20%ですので
特に問題はないと考えます。

但し、60歳までには住宅ローンを完済したほうが老後の不安は減少すると考えますので、現在の貯蓄でローン残の半分350万円を
繰り上げ返済したほうがよろしいかと思います(貯蓄の取り崩し約30%)
リバースモーゲージにもご興味を示されていますが、ご年齢から考えましてあまりお勧めできません。
なぜならば、この商品は変動金利であり、規準金利は2.35%ですが、貸出金利は2.95%であり、返済6回目ごとに規準金利に
対する見直しがあり返済が安定しないことが挙げられます。また、返済は金利のみとなっていますが、元本が減少しません
ので、総金利支払い額が将来負担となると考えられます。加えて、初回に11万円の手数料と毎年1.32万円が継続的にかかります。

続きまして、老後の生活費と就業につきましては、ご夫婦が公的年金を受給されるまで10年ございますので、それまではお仕事を
継続され、収入を安定させておくことを第一とお考え願います。仕事を継続することこそ最大の投資効果(自己資産)となります。
また、住宅ローンの一部返済後の貯蓄を10年間で運用(投資信託等)し、住宅ローンの減少分を預金や個人国債・積立NISAで
資産形成をされれば、公的年金支給後の不足分は補填可能な範囲にすることも可能です。

ご相談者様は、お子様への教育費などの支出増はございませんので、ライフプランも後半に移行しているとお考えられれば、あとは
ご夫婦でのご生活の維持に向けたライフプランを作成するすることでお心に余裕が持てます。

最後にお父様がご高齢で、単身とのことですので不安のことと思います。高齢社会への問題点は認知症ですが、ご年齢から判断して
ある程度の準備は必要と考えます。なぜならば、加齢と共に認知・判断能力が低下し、心身の機能は個人差はあるものの誰にでも
起こることです。お元気のうちに、お父様へのプランも適切に計画しておけば、ご相談者様の老後不安に過重されるものがいくらかか
減少することが可能です。

すべては、計画(プランニング)することが大切ですので、不安と思われたこの機会を「行動に移す好機」と捉えて、「見える化」
できるようにしておくことが大切です。

今回のご相談情報からの一部提案を差し上げておりますが、ファイナンシャルプランナーとして、より充実したご提案が可能です
ので「見える化=いつでも確認できる資料をお手元に残す」ご依頼をお待ちしております。

尚、ご依頼者様が遠方であっても、お電話やメールにて十分に対応可能ですので、ご心配いただくことはございません。

よろしくお願い申し上げます。

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